長いタイトルになりました。
愛知全県模試の追跡調査データを使って
一度グラフにしてみたかったんですよね。
久々にエクセルでグラフを作ってみました。
お送りするのは
「岩倉近隣公立高校の合格者平均偏差値推移」
と
「岩倉近隣公立高校の合格者平均内申点推移」
です。
西春や一宮南や尾北あたりを除けば、
明確に傾向が見て取れますね。
江南と小牧南は合格者平均内申が大きく離されるようになりましたね。
いくら小牧南の一部の上位がいるとしても、
江南と張り合うにはそろそろ苦しいかもしれませんね。
パッと見でなによりも目を引くのが犬山高校の急上昇ぶり!
まさに「ウナギ昇り」です!
小牧高校もグッと上昇しているのに、その上昇具合がかすみます。
犬山高校は10年前には定員割れも起こすような学校で、
内申15から入学できたんですけどね(定員割れで)
それが10年で合格者平均が26を超える!?
何が起こっているのでしょうか?
・・・
犬山の急上昇、小牧の上昇、
その原因を考えてみたのですが、
やはりその最大の要因は現在の「不況」と、
「公立高校無償化」ではないかと思います。
私立に行こうか公立に行こうかと迷う層が、
上記の2つの理由から公立への進学へ強く引っ張られたのです。
「不況だし、なるべく公立に行ってほしい」
「授業料無償化ならば公立がいいだろう」
そんな親の想いを受ける形で
成績がギリギリでも
公立にチャレンジする生徒が増えたのでしょう。
そんな背景があってこの2校のレベル上昇が
あるのではないかと考えています。
「授業料無償化」という言葉の響き、イメージはとても強いです。
私立高校も同じ金額だけ減額されているのに、
この強烈なイメージには勝てませんよね。
***
肌で感じるだけであった各高校の動向を
グラフにして目にすることでとてもスッキリしました。
たかだか4年でこんなに変わります。
しっかりと把握しておかなくてはいけないですね。
引き続き注意して見ていきたいと思います。
今日はこのへんで。
それでは。