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ワークチェックはチェック日から2日経過して
未提出者があと5名になりました。 中2が4名で中3が1名ですね。 今日塾に来るまでに残り1教科のワークを仕上げて持って来ます と言っていた中2の女の子、来るなり 「塾の宿題をやっていてできませんでした」 とのこと。 んーそんなことは最初からわかっていたことでしょうに。 まぁいいでしょう。 「じゃあどうするの?」と聞くと、あと少しなので残ってやっていきます。 とのこと。 「じゃあ授業後に残ってやっていきなよ」 と声をかけて話を終えました。 ・・ 授業終了間際になり、その子に呼び止められました。 「先生、そういえば今日このあとおじいちゃんの家に行くんだった・・・」 おっと、(残ってワークができないよ~)と 暗にほのめかし攻撃をしかけてきました(笑) この攻撃をサラリとかわし、今度は私の反撃の番です。 「知らんがな。いいよ。俺が家に電話してやるよ。 ワークが終わってないからちょっと遅くなるってお母さんに言っておくよ すぐ終わるんだろ?問題無いよ」 その子の表情が曇りました(笑) そりゃあそうでしょう。想定外の展開です。 私の推測ですが恐らくおじいちゃんの家に行く話はウソップでしょう(笑) 残ってやっていくと言ったものの授業をしているうちに疲れてきて、 できることならばすぐに帰りたいと思い、 ワーク提出を月曜までに伸ばしたいと考えたウソップ物語でしょう。 家になんか電話をされたらウソップ物語であることがバレますから 表情も曇るわけですw この子は今まで生きてきた中でこういったことを言えば 周りの大人たちが許してくれたのかもしれません。 「しょうがないなぁ」なんて言ってくれたのかもしれません。 しかし、残念なことにというか幸運なことにというか、今回の相手は私です。 そんな生徒たちの自分の都合のいいウソップ物語は日々聞いてますから 騙されてあげるわけにはいきません。 「そんなのウソだろ」と指摘することなく先ほどの台詞のように じんわりと真綿で首を締めれば・・・ 「あ、でもすぐにできると思うのでやっぱり残ってやっていきます」 とのこと(笑) めでたしめでたしです。 そんな彼女はすぐにワークができるはずでしたが、 50分かけてワークを完成させて帰って行きました。 そうか、やはり「すぐにできる」もウソップ物語の一部だったんだなぁ・・ 「すぐに完成できる」状態であると言っておかないとバツが悪かったんだろうなぁ。 ・・ 子供たちが自分の都合の悪いことを逃れるためのウソップ物語は 見逃さずに真綿で首を絞めていきます。 何度かウソップ物語を聞かせてくれた生徒には、 「ウソップ」認定をして、「ウソップ海賊団」の団員認定をすることにしています。 そして、何かあったときには、 「しょうがねーだろ。お前ウソップ海賊団の団員だったんだから、 海賊団抜けたって言ってもしばらく周りは信じてくれねーよ?」 「お前そんな風にウソップばっかり言ってると、本当に伝えたいことや 本当に信じて欲しいことを伝えるときに信じてもらえねーよ?」 なんて話すようにしてます(笑) ちょっとデリケートな「嘘」についての話題が、 柔らかな感じになりますよね♪ ・・・ 今日はウソップ物語について書いてみました。 今日はこのへんで。 それでは。 皆さんご存じだとは思いますが、知らない方のために一応ご紹介。 「ウソップ」とは国民的人気漫画ワンピースの登場人物で、 明るい嘘つきなキャラクターです。
by sakura-kobetu
| 2012-11-09 21:42
| 塾日記
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