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昨日の記事に少し続きます。
最近遊戯王カードの勉強をしていることは以前も書きましたが、 同じ頃に遊戯王に興味を持った中2の生徒がいます。 その生徒は遊戯王好きの他の生徒と私の楽しそうな会話を聞いて 興味を持った感じだったかもしれません。 ゴールデンウィーク前は、私たちが遊戯王のカードの話をしていると・・・ 「何話しているか全然わかんねーやー。」 なんて言っていました。 そんな彼だったのですが、ゴールデンウィークが終わり、 彼と遊戯王カードの話をしてみると・・・ 何かがおかしいのです。妙にカードの知識が増えています。 遊戯王偏差値28だった彼が、ゴールデンウィーク明けると 偏差値60近くまで伸ばしていました(苦笑) カードの知識、新しい情報、ルールの詳細など、 つい先日始めたとは思えぬ知識の増え具合でした。 4時間5時間の勉強ではこの知識は付きません。 あまり想像したくはありませんが、 おそらく10時間20時間と夢中に勉強しているはずです・・・ 思わず彼に話しかけます。 「おまえ、休み中ずっと遊戯王ばっかり勉強してたやろ! カードの知識の伸び方が半端じゃない! おまえこれで塾の宿題がしっかりやれてなかったら許さねーからな!」 彼はニヤリと笑いました。 ・・・・ どうしても大人はここで伝統の台詞を言いたくなります。 「おまえ、その力を勉強に充てたらどうだ?」 しかし、子どもは伝統の台詞で迎え撃つことでしょう。 「そんなのムリ。」 ここはアプローチを変えて ご褒美に変えてみるのです。 実際に彼にこう話しかけてみました。 「もしも次のテストで過去最高順位をとることができたら、 いつもは31アイスを御馳走してたけど、 先生の持ってる遊戯王カードの好きなのを4・5枚あげるよ。 そのかわり、順位下がったらおまえのカード1枚ちょうだい。 張り合いがあっていいでしょ?」 すると彼は嬉しそうに言いました。 「本当に?よっしゃー!!」 彼はこう言葉を続けます。 「最近はアニメと遊戯王カードしか楽しみがないんだよねぇ。」 んー、これは重い言葉です。 普段の生活の中で自分の遊び以外の部分は あまり面白く思えないなんてことも中学生はあるんでしょうね。 逆に勉強も部活も友人関係も遊びも、 全て楽しく思えるような、すべての歯車が前向きに回転している子は 稀なのかもしれませんね。 数少ない前向きに回転している歯車の力を利用して、 他の歯車を回そうと試みるこの「ご褒美作戦」。 使わないに越したことはありませんが、 歯車を回すきっかけの一つとしては有効でしょう。 私はそう思います。 ・・・ 二日に渡りご褒美について書いてみました。 ご褒美と共に大切なのはもう一つ、 子どもの頑張りについて しっかりと認めて褒めてあげること。 いくつになっても自分の頑張りを 褒められることは嬉しいものです。 このへんはまた違う日にでも。 今日はこのへんで。 それでは。
by sakura-kobetu
| 2009-05-13 13:04
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