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愛知県岩倉市北名古屋市に「さくら個別指導学院」ができるまでの奮闘を、書き残していきたいと思います。塾歴18年目、塾長の國立が実況をお送りします!
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成績を上げる褒め方・下げる褒め方
褒め方にはコツがあります。

とても簡単なコツです。

才能を褒めるのではなく、

その努力を褒めるのです。


それを裏付けるこんな実験データがあります。

ちょっと長いですが、保護者の方は必読です!是非!!


以下、(「やればできる!」の研究 キャロル・S・ドゥエック著)より


アメリカで思春期初期の子どもたち数百人を対象に実験を行った。
まず生徒全員に、知能検査のかなり難しい問題を10題やらせた。
ほとんどの生徒がまずまずの成績。終わった後でほめ言葉をかけた。


ほめるにあたっては生徒を二つのグループに分け、
一方のグループではその子の能力をほめた。
「まあ、8問正解よ。よくできたわ。頭がいいのね」といったぐあい。
そう言われた子供たちは、有能というレッテルを貼られたことになる。


もう一方のグループでは、その子の努力を褒めた。
「まあ、8問正解よ。よくできたわ。頑張ったわね」といったぐあい。
自分には何かすぐれた才能があると思わせないように、
問題を解く努力をしたことだけをほめるようにした。



グループ分けをした時点では、両グループの成績はまったく等しかった。
ところが、ほめるという行為をおこなった直後から、両グループの間に差が出始めた。
懸念されたとおり、能力をほめられた生徒たち(〈能力群〉と呼ぶことにする)は
たちまち、こちこちマインドセットの行動を示すようになったのだ。

※こちこちマインドセットをご存じ無い方は→こちらをご覧ください


次に取り組む問題を選ばせると、問題にチャレンジするのを避けて、
せっかくの学べるチャンスを逃がしてしまった。
ボロを出して自分の能力が疑われるかもしれないことは、
いっさいやりたがらなくなったのである。


努力をほめられた生徒たち(〈努力群〉と呼ぶことにする)は、その9割が
新しい問題にチャレンジする方を選び、学べるチャンスを逃がさなかった。


・・・・・・・・・


次に、生徒全員になかなか解けない難問を出した。
〈能力群〉の生徒たちは、自分はちっとも頭が良くないと思うようになった。
頭が良いから問題が解けたのだとすれば、
解けないのは頭が悪いからということになる。



〈努力群〉の生徒たちは当然のように、なかなか解けないのだから、
「もっと頑張らなくちゃ」と考えた。解けないことを失敗とは思わず、
自分の頭が悪いからとも考えなかった。



・・・・・・・・・・・


ところで、生徒たちは問題を解くことを楽しいと感じていただろうか。
問題がうまく解けたあとは、全員が楽しいと答えたが、難問を出されたあと、
〈能力群〉の生徒たちは面白くないと答えるようになった。
自分は頭が良いという評価が崩壊の危機に瀕しているときに、
どうして楽しいなんて思えるだろうか。


〈努力群〉の生徒たちは、難問を出されてもいやになったりせず、
むしろ難しい問題の方が面白いと答える子が多かった。


・・・・・・・・・・・・


では、問題の出来はどうだっただろうか。
難問が出されてから、〈能力群〉の生徒の出来はガクンと落ち、
その後ふたたびやさしい問題が出されても成績は回復しなかった。
自分の能力に自信がもてなくなり、スタート時よりもさらに成績が落ちてしまったのだ。



一方、〈努力群〉の生徒の出来はどんどん良くなっていった。
難問に挑戦したことでスキルに磨きがかかり、
その後ふたたびやさしい問題が出されたときにはすらすらとけるようになっていた。



この調査は知能検査の問題を用いて行っているので、

能力をほめると生徒の知能が下がり、
努力をほめると生徒の知能が
あがったことになる。




************


以上です。

あまりに本から紹介しすぎてキャロル先生に怒られそうですw



この実験の結果を読んでいると、

もしかしたら大人の私たちが子供たちの学力の芽を

摘んでしまっていたかもしれないと思いませんか?

大差ないように思えるこの二つの褒め方に、

ここまで大きな差が出てしまうことに驚きませんか?



・・・



今からでも遅くありません。

いつからでも大丈夫でしょう。

保護者の皆さん、これからはお子さんの勉強を褒めるときには、

必ず努力を褒めるようにしてあげてください。

もしもお子さんに「こちこちマインドセット」が身についてしまっていても、

じっくりと努力をほめていくことでその子は

「しなやかマインドセット」に変わっていくはずです。





さて、長々と本から紹介してしまいましたが、

もう少しだけ紹介したい箇所があるんですよね。

先ほど引用した部分の次の一文は・・・・


ところで、このほめ方の影響力の調査から、

もうひとつショッキングな事実が明らかになった。




です。

超気になりますよね(笑)





続きは明日にしましょう。

引用してばかりで

キャロル先生に怒られそうなので、

最後に本の宣伝しておきます(笑)

成績を上げる褒め方・下げる褒め方_e0092453_21561329.jpg

















「やればできる!」の研究

は、私が2010年に読んできた100冊近い本の中で

良かった本ベスト5に入る良書です。






生徒指導に悩む塾業界人にも、

子育てに悩む保護者の方にも、

お勧めです!

1800円とちょっと高いですが、

その価値はあるかと!!





よし、これで安泰ですね(気のせい)




うちの生徒の保護者の方にはお貸しできますので、

興味あればお声かけてくださいね♪



今日はこのへんで。

それでは。
by sakura-kobetu | 2011-02-18 22:09 | 塾日記
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