OFFです。
余談を。
一宮市の精文館書店で
「学校へ行けない僕と9人の先生」
という漫画を買いました。
愛知に住む不登校だった作者が、
学校に通えなかった時代を振り返り書いた漫画です。
鳥山明の大ファンだったので、母親が鳥山明と同級生だった
というコネを使って直接会いに行ったというエピソードも掲載されてましたね。
鳥山明とのエピソードに惹かれて購入した漫画ですが、
なんだかとても勉強になりました。
不登校になった作者の繊細な心の内を知ることで、
いかに自分がそういった繊細な心を持つ子たちの気持ちに
気が付けていないかを思い知らされました。
私自身、勉強はたいして得意ではなかったので、
勉強の苦手な子の気持ちを理解する自信はそこそこあります。
しかし、メンタル的には昔も今も元気そのもので、
「学校に行きたくない」とか1度も思ったことが無かったんですよね。
学校に足が向かないという子たちの気持ちは正直
想像するしかありませんでした。
これまでの指導の中で繊細な心の生徒たちを見てきたこともあって
不登校の生徒たちの気持ちを多少は感じてるつもりでしたが・・・
全然感じれてませんでしたね。
「頑張って普通にならなきゃ」なんていう気持ちだったり、
勉強が本当に嫌なので家庭教師中にはわざと鉛筆を何度も落として
時間をかけて拾ってみたりする気持ちだったり、
学校が嫌すぎて朝家を出てから教室にたどり着くまで半日かかってしまったり。
わかっていたような気になってましたが、
気のせいでした。驚きました。
実際体験してきた人が漫画を書いてますから、
伝える力が段違いです。
勉強になりました。
心が大雑把な子も繊細な子も、
自分とは正反対な心の子でも、
学びながら試行錯誤しながら、
近づけるようにしたいです。
今日はこのへんで。
それでは。
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