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OFFです。
OFFは2週前からインド話をお送りしています。 ここ2週でバラナシのヴィシュヌレストハウスでの 人々との交流を書いてきました。 インドを発つその日に、仲良くなったホテルのボスの 計らいで、隣町のサルナートへ見学に行くことに なったところまで書きましたね。 あぁ、なんてドラマチックでウルルン的展開でしょう。 これは面白いなんて思っていたのですが、 そんないい形で締めくくれないのがインドです。 前回と前々回の記事はこちらから。 頼まれ事は試され事 INインド 頼まれ事は試され事 INインド PART2 さて、今回はサルナートへ向かうところからお送りします。 「頼まれ事は試され事 INインド エピローグ」です。 ** さて、ボスの計らいで釈迦が初めて説教をしたという サルナートまで急いで観光に行くことになりました。 しばらくすると400CCぐらいのバイクに乗った インド版ジョントラボルタのような青年がやってきました。 (以下彼をトラボルタと呼びます。) このバイクに乗ってぶっ飛ばして隣町まで行くようです。 ボスがトラボルタと少し話してから私にこう言いました。 「ガス代もあるから500ルピーを彼に渡してやってくれ。 それで全て問題ないから。行って来なさい。」 500ルピーですから日本円で1500円です。 往復のガス代と運転と案内で1500円か。 インド的にはどうなんだろ?高いのかな?安いのかな? まあ、ボスの好意で言ってくれているんだから どうでもいいか。その気持ちをありがたくいただこう。 いよいよ出発だというときに、 ホテルの従業員のアジャが寄ってきました。 「ボスに聞いたと思うがガス代として500ルピーを渡してくれ。 それで、もしも君に彼への感謝の気持ちがあれば、帰ってくるまでに 追加で100ルピーとか200ルピーを彼に渡してやって欲しいんだ。」 んー、胡散臭い感じです。ボスに内緒でトラボルタとグルになって 少し稼いでやろうとしている気が透けて見えます。 いい人がいっぱいのこのホテルですが、彼は前から少し胡散臭かったのです。 ここは一つ、英語が片言しか話せないことを逆に利用しましょう。 「あー、OK」 少し首を傾げながらなんとなく返事をしておきました。 さて、少し不安は抱えながらも出発です。 バラナシの細い路地を器用に抜けて、人ごみ溢れ帰る道路もすいすいと 抜けてバイクはサルナートへ向けて走り出しました。 * バイクの運転をしながら、トラボルタは話しかけてきました。 「仕事は何をしているんだ?」 「先生だよ。」 「先生!それは凄いな。インドでは知恵を与える先生は 神と同じように尊敬されているんだよ。」 「名前は?」 「タクジ。」 「え?タクゥージー?神の名前だ。 クリシュナの名前だよ。いい名前だね。」 いつもの黄金パターンが決まったところで、逆に私からも質問しました。 「君は仕事は何をしているの?」 トラボルタは答えました。 「今仕事はしていないんだ。定職はないんだよ。 インドは人で溢れている。これだけの人がいるので 全ての人に職業があるわけではないんだ。」 あー、そうかぁー。 そりゃそうだよな。インドの人口は10億人。 根強く残るカースト制度など取り巻く環境は 決していい状況とは言えません。 インドでは定職が無く、フリーターのような感じで 日々なんとか食べていってる人が結構な割合で いるんだろうな・・・ 街で会う物乞いの人々を見てではなく、 ごく普通に日々働いているような風貌の彼の口から 聞くことで、インドの現状をとてもリアルに感じました。 ** しばらくするとガソリンスタンドに着きました。 トラボルタはスタンドの入り口付近で私にこう言います。 「ここで降りて待っていてくれないか。 実はインドのガソリンスタンドは変わっていて、 2人で入ると2人分の値段を請求されてしまうんだ。 一人で行ってすぐに入れてくるから、ここで待っていてな。」 うわ~。なんと胡散臭いんでしょう(笑) そんなことあるかいっ! 彼の企みが透けて見えます。 バイクにはガソリンは結構入っているのでしょう。 そしてサルナートへ行くぐらいだったらほとんどガソリンも いらないのです。ほんの少しだけ給油して、500ルピーを 極力使わないようにして残りをアジャと分けるのでしょう。 「子供だましかっ!?」 なんて、タカアンドトシ風につっこみたい 気持ちはありましたが、やはりやめておきました。 ホテルのボスの好意でこの観光が実現しているのです。 ここで怒って私が帰ってしまうことは ボスの好意と面子を潰してしまうことになります。 (しょうがねぇ、子供だましに付き合って騙されてやるか・・) * バイクは軽快に飛ばして30分ぐらいでサルナートへ到着します。 出発時には500ルピーで全て問題ないとボスに言われましたが、 「入場料は自分で出してね♪」とばかりにトラボルタは入場口から 離れたところで待っています・・・ 100ルピーを払って入場券を買いましました。 (むむむ・・我慢我慢・・騙されてやろう・・) トラボルタと一緒にぐるりと中を回りました。 トラボルタの話に生返事しながらしばらく歩くと、なんか見えてきました。 これがサルナート遺跡の代表的な建造物です。そしてなぜか変な声の私です。 そしてサルナートをサナルートと間違えています(苦笑) とても興味深い遺跡でした。 しかし、ぐるりと中を急いで回って、 早々にバラナシに帰ってきました。 トラボルタへの警戒の気持ちを持ちながら一緒にいても 落ち着けないんですよね(苦笑) トラボルタはバラナシに帰ってきてからも知り合いのみやげ物屋に 行こうとしたり、今度友だちがバラナシに来たら俺に案内をさせてくれ と携帯番号を渡してきたり、一通りインド人が日本人に持ちかけてくる ことをしてきましたねw そんなこんなでようやくホテルに到着です。 到着と共にアジャが出てきました。 アジャがトラボルタにヒンドゥー語で話しかけます。 「○×△-+/*×△-+!!」 トラボルタが返事を軽くします。 「○×*。」 想像で2人の会話を訳してみますよ。 アジャ「お礼のお金をもらったか?」 トラボルタ「いや、まだだよ。」 この翻訳でまず間違いないでしょう(笑) その証拠にアジャが次の行動をしてきました。 アジャは少し不機嫌そうに私のほうを見て 首でジェスチャーをしてきました。トラボルタの方に首で合図をします。 日本のジェスチャーの意味で言うと、「あっちいけ」のジェスチャーですね。 しかしアジャのジェスチャーの意味は・・ 「ほれ、早くお礼のお金を彼に渡すんだ!」 あぁ・・気分悪いなぁ。 なんて嫌な表情をしているんだろう。 もう君ら俺からガソリン代で小銭稼いでるやろ。 ボスの好意をどこまで踏みにじるんだよ。 お前らにやるお金はねーよー。 得意の「英語あんまり喋れませんから君の言ってることわかりません作戦」 を使い、普通に素通りをしてボスのところへ向かいました。 ** ボスが声をかけてくれます。 「おお!帰ったか!どうだった?サルナートは?」 「素晴らしかったです!行ってよかったです!ありがとうございました!!」 トラボルタたちはさておき、遺跡は良かったですからねw ボスは続けて身を寄せて小声で私にこうささやきました。 「・・大丈夫だったか?お金を余分に払えとか言ってこなかったか?」 驚きました。帰ってきた二言目がこの台詞でしたから。 この台詞がインドを物語っているように思いました。 私はボスに答えました。 「大丈夫です。私は彼に500ルピーしか払っていません。」 ガソリンスタンドの出来事も、入場券の件もまあいいでしょう。 ボスの好意を大事にいただいておきます。 ** モホニーシルクショップのムケは会った日にこう言ってました。 「インドでは信頼できるのは血の繋がりがある人だけだから、 兄弟と従兄弟しか店のスタッフはいないんだよ。」 ・・・ ・・ ・ なんだか悲しいことですね。 でもこうも思うのです。 トラボルタが言っていたように、 インドで職について仕事をしている人は 恵まれているのでしょう。 多くの人が日々食べていくために 文字通り必死に稼いでいるのです。 大げさではなく生きていくために お金を稼いでいるのです。 もし、そんなインドにお金を持った 片言しか英語が喋れない日本人が やってきたならば・・・ そしてもし、私がトラボルタの立場ならば、 全力を尽くして近づいて騙し、 お金を手に入れるためならば どんな手段を講じてでも実行し、 日本人から金を手に入れるでしょう。 生きていくために。 日々生きていくためにインド人が戦っている戦場に ノコノコとのほほんと日本人が来るわけですから、 こちらも戦場にいることを意識して武装して 歩かないとやられるということです。 そう思うとインドにいる間にちょいちょい騙してきた インド人たちのことが少しは理解できるようになりました。(多分w) そんなことを最終日のサルナート観光を終えて感じました。 これで3部作は終了です。 ** 長らく書いてきたインド話バラナシ編もこれぐらいでしょうか。 完全趣味の記事ですから、少し気が引けています(苦笑) まだ到着したデリーやタージマハルのあるアグラについて 書いていませんから、また折を見て書きたいと思います(まだ書くか!?) そんなカテゴリーを作って整理しておきますね。 さてさて、今日は週末に沖縄でイカ釣りに行ってきた いY先生の家でイカパーティーがあり、 そのパーティーに潜入しようと企んでいます。 以前記事に書いたテニス仲間のデイトレーダーや 社会人ルーキー時代の教え子サチヨも来るようです。 しまらっきょうとイカと共に美味しいお酒を飲んできます。 今日はこのへんで。 それでは。
by sakura-kobetu
| 2007-12-02 14:55
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